総入れ歯が抱える問題を解消できる「オールオン4」を解説

総入れ歯を使っている方は、会話をしている時にズレたり、食事の時に上手く噛めなかったりするなど、いろいろな不具合に悩まされていることが多いです。それは「入れ歯」という補綴装置の特性上、避けられないものなのですが、インプラント治療であれば解消することが可能です。なぜなら、インプラントには「人工歯」をしっかりと支える「人工歯根」があるからです。とくに、少ないインプラントで総入れ歯を支えることができる「オールオン4」はメリットが大きいですよ。

オールオン4ってなに？
オールオン4とは、その名前が示す通り、4本のインプラントを埋入することで、すべての人工歯を支える治療法です。歯が1本もない方に適用することができ、総入れ歯から移行される方も増えてきています。

天然歯と同じようにしっかり噛める
オールオン4では、12本の人工歯からなる上部構造をインプラントで固定するため、天然歯と同じようにしっかりと噛むことができます。ズレたり外れたりするようなこともなく、総入れ歯が抱える問題のほとんどを解消することができます。

「2つの負担」を抑えたインプラント治療
オールオン4は、2つの点で患者さまの負担を減らすことができます。1点目は、費用です。本来のインプラント治療では、失った本数に相当するだけの本数、人工歯根を埋入しなければならなかったのですが、オールオン4であればたったの4本で済みます。

そしてもう1点は、患者さまのお身体への負担です。これもインプラントの埋入本数を減らせる点が大きなメリットとなっています。さらに、従来の方法では顎の骨の量が不足している場合、骨を増やす手術が必要だったのですが、オールオン4であれば、骨の多い部分を選んで埋入できるため、骨造成の処置などが不要となるのです。

骨が痩せていかない
入れ歯には人工歯根が存在せず、ものを噛んだ時の刺激が顎骨に伝わることはありません。手足の筋肉や骨などもそうですが、使っていない組織というのは徐々に痩せ細っていきますよね。それは顎の骨も同じです。

一方、オールオン4であれば、すべての歯を失ってはいるものの、4つの人工歯根経由で咀嚼時の圧力などが伝わり続けるため、顎骨が痩せていくのを防ぐことができます。これは、一生涯お口の健康を維持する上で、非常に重要なポイントとなります。

まとめ
このように、オールオン4であれば総入れ歯が抱える問題をことごとく解決することができます。通常のインプラント治療と比較しても費用や身体への負担も抑えられ、術後に骨が痩せていくのも防ぐことができます。そんなオールオン4に興味のある方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。さらに詳しくご説明いたします。