ポリリンホワイトニング

皆さんは「ポリリンホワイトニング」というものをご存知でしょうか？歯の黄ばみや黒ずみが気になる方なら一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、まだまだ認知度が低いホワイトニング法ですので、ここで少し詳しくご紹介します。

ポリリンホワイトニングってなに？

ポリリンホワイトニングとは、「ポリリン酸ナトリウム」を使った歯のホワイトニング法です。ポリリン酸ナトリウムは、歯面に付着した汚れを取り除き、ステインや歯石などが再び沈着するのを防いでくれます。従来のホワイトニング法では、「過酸化水素」と呼ばれる一種の漂白剤を使っていたため、歯が白くなるメカニズムが大きく異なるといえます。

・ポリリン酸ナトリウムを使ったホワイトニング
・施術後もステインや歯石が沈着しにくい

透明感のある白さを回復できる

従来のホワイトニング法は、歯を漂白する処置であるため、歯が白くなりすぎるという弊害がありました。歯の表面を覆っているエナメル質は本来、半透明の組織で、その下に存在する象牙質が少し透けて見えるくらいが正常であるといえます。それがホワイトニング剤によって白くなりすぎると、場合によっては見た目が不自然になることもあります。

一方、ポリリンホワイトニングは、あくまで歯の表面に沈着した汚れを除去するだけなので、エナメル質が白く濁ることはありません。つまり、透明感を維持したまま、歯が持つ本来の白さを回復することができるのです。

・歯面の汚れを除去する施術法
・歯を漂白しないので透明感を維持できる

痛みや知覚過敏は生じない？

ポリリンホワイトニングに使用する薬剤は、歯や歯ぐきにダメージを与える心配はほぼゼロです。ポリリン酸ナトリウム自体が食品添加物として認められている成分であるため、痛みや知覚過敏が生じることもまずありません。これは、過酸化水素を使用した従来のホワイトニング法との大きな違いといえます。

・歯や歯ぐきを傷めない
・食品添加物として認められている成分

施術後の食事制限がない

一般的なホワイトニングでは、施術後しばらくは、着色性の強い食品を避けなければなりません。施術直後にカレーやワインなどを口にすると、かえって着色がひどくなることもあるからです。その点、ポリリンホワイトニングには食事制限がありません。施術後はむしろ、ポリリン酸によって歯がコーティングされている状態ですので、施術前よりも着色しにくくなっております。

・歯面がコーティングされる
・施術直後も好きなものを食べられる

デメリットはないの？

ここまで、ポリリンホワイトニングのメリットについてご紹介してきましたが、当然のことながらデメリットもございます。それは、重度の着色や変色には、あまり効果が期待できないという点です。長年の喫煙習慣などによって、エナメル質の奥深くにまで入り込んだ汚れは、ポリリンホワイトニングで改善できないことがあります。ですので、気になる方はまず当院までお気軽にご相談ください。

まとめ

このように、ポリリンホワイトニングは、透明感を保ったまま歯の着色を改善できる素晴らしいホワイトニング法です。ポリリン酸のコーティングによって、施術後も汚れがつきにくくなり、歯の健康増進にもつながります。