歯列矯正歯科

Orthodontics

歯列矯正歯科とは

歯列矯正歯科とは

矯正装置を使って歯並びの乱れを改善し、正しい噛み合わせにする歯科治療です。歯並びの乱れは「隣の歯と重なるように生えている」「前歯が前に出ている」「歯と歯の間にすき間ができている」「上下の歯列が噛み合わない」など、さまざまな種類があります。こうした状態にあると見た目が悪いだけでなく、噛む機能や話す機能などが低下してしまい、日常生活や健康に支障をきたすおそれがあります。歯列矯正歯科によってコンプレックスが解消されるとともに、口腔機能も回復します。

以下のような肉体面のデメリットは、精神面にも大きな負担をかけてしまいます。 欧米では顔の表情がいかに豊かであるかが重要視されており、歯並びを改善することはポピュラーになっています。歯列矯正歯科によって咀嚼(そしゃく)機能が回復することで、心身の健康が向上します。表情も豊かになってすてきな笑顔が出るようになり、自信が持てるようになります。

歯並びが悪いことによるデメリット

  1. 01 歯の間に食べ物が挟まって歯磨きもしにくいため、虫歯や歯周病のリスクが高まる
  2. 02 しっかり噛み砕けず、胃腸などの器官に負担がかかる
  3. 03 顔の成長や顎の発育のバランスが悪くなる
  4. 04 顎関節症にかかるおそれがある
  5. 05 咀嚼(そしゃく)筋のバランスが崩れて姿勢が悪くなる
  6. 06 発音がしにくくなり不明瞭になる
  7. 07 視力が下がる要因とされており、運動能力や学力の低下にもつながりやすい

透明な装置で口元を気にせずに矯正治療ができるマウスピース矯正「インビザライン」

透明な装置で口元を気にせずに矯正治療ができるマウスピース矯正「インビザライン」

矯正治療といえば、口元に金属の装置をつけるイメージを多くの方がお持ちだと思います。そのため、矯正治療をしていることが周りに知られるのを心配される方もいらっしゃいます。こうした患者さんにおすすめなのが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)です。この装置は薄くて透明なので装着しても目立たず、周囲の視線を気にしないで過ごせます。

インビザラインの特長

  • 口元が目立たず快適に装着できる

    POINT01

    口元が目立たず快適に装着できる

    透明なマウスピース型矯正装置であるインビザラインは、プラスチックで作られています。装着しても口元が目立たず、そのまま外出してもほかの人からは矯正治療を受けていることが簡単にはわかりません。また、装置は0.5mmほどと薄く加工されており、装着したときの違和感もほとんどありません。一般的なマルチブラケットによる矯正は、舌・唇と装置とが当たるなどの不快感がありますが、インビザラインは快適に使用できます。

  • 食事や歯磨きのときに取り外せる

    POINT02

    食事や歯磨きのときに取り外せる

    マルチブラケット装置は、ご自身で取り外すことができません。一方のインビザラインはマウスピース型なので、好きなタイミングで取り外しできます。食事のときに外せば快適に料理を味わうことができ、食べ物が装置に挟まる心配がありません。また、歯磨きのときにも取り外すことで歯をしっかり磨け、虫歯にかかるリスクを軽減できます。

  • さまざまな症例に対応可能

    POINT03

    さまざまな症例に対応可能

    歯並びが大きく乱れているケースを除き、インビザラインはさまざまな症例に対応できる矯正装置です。「インビザラインを受けたいけれど、歯並びが悪すぎて治療できないのでは?」とお考えの方も、当クリニックにご相談ください。インビザラインでの治療が可能か、詳しくお話しします。

ワイヤー・ブラケットによる矯正装置

歯の表側からのマルチブラケット

歯の表側からのマルチブラケット

金属や白い装置を使ったポピュラーな矯正治療

ブラケットという小さな部品を歯の表面に接着させ、そこにワイヤーを通して歯に力を加えることで動かす装置をマルチブラケットといいます。矯正治療では一般的な治療方法で、基本的には金属製のものを使用します。 三次元的に歯を動かすことができ、多くの症例に対応できます。ただし、お口をあけたときに金属製の装置が目立ってしまいます。審美的な問題を解消するため、透明で目立たないタイプのブラケットもあります。ブラケットが透明になるだけでも、口元の印象は大きく改善されます。

歯の裏側につけるリンガルブラケット

歯の裏側につけるリンガルブラケット

装置が隠れて見えにくくなる矯正治療

矯正装置を歯の表側に装着するのではなく、歯の舌側(裏側)にセットする治療方法です。口をあけたときに装置が見えにくくなるので、矯正治療を受けていることを知られたくない、口元を目立たなくしたいという方に向いています。 舌が装置に当たるのではじめは違和感を覚えますが、多くの患者さんは数日で慣れていきます。装置がセットされると歯を磨きにくくなりますが、歯の舌側は唾液が循環しやすいため、殺菌作用により虫歯のリスクを抑えられます。

インコグニート(カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置)

インコグニート(カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置)

インコグニートは、既製の装置ではなく、オーダーメイドで舌側に装着する矯正装置を作製するシステムです。精密に装置を作製するため歯にフィットし、装着したときの違和感を軽減できます。装置が見えにくくなるとともに、快適な使用感で矯正治療に臨むことができます。

一部の歯並びを治す部分的な矯正

一部の歯並びを治す部分的な矯正

気になる歯並びだけを矯正できる

歯列矯正では歯列全体の歯並びを矯正しますが、「一部分だけ歯が重なっている」「前歯のすきっ歯だけが気になる」といった、気になる歯並びだけを改善できる「部分矯正」という治療方法もあります。治療範囲が限定されるうえ、歯を大きく動かすことがないため、治療期間が短くなります。また、価格も抑えられます。 ただし、歯並びの状態などによっては歯列全体の矯正が必要なケースもあります。部分矯正をご希望される方は、まずご相談ください。

矯正担当医(月1回):後藤 達也 先生

経歴
後藤達也矯正歯科院長
歯科博士
日本矯正歯科学会認定医

当クリニックでは日本矯正歯科学会認定医の後藤先生に、月1度お越し頂いております。
詳しいご経歴についてはこちらからご覧ください。

後藤達也矯正歯科